病名一覧

保存治療系(むし歯関係)

むし歯の原因と痛み
むし歯とは、むし歯の原因菌が作り出す酸によって、歯が溶けていく病気のことです。歯が溶けていくと、歯の中にある神経に刺激が伝わりやすくなり、痛み始めます。痛みの原因となる刺激には冷たいもの、温かいもの、甘いもの、酸っぱいもの、むし歯の原因菌の出す毒素などがあります。そのほかに、食べかすなどの刺激によっても痛むようになります。初期の虫歯は痛みを感じませんが、痛みを感じるむし歯はすでにかなり大きくなっているので、痛みを感じる前におかしいと思ったら早急に治療しましょう。放置していると神経が死んでしまい、膿んでいきます。
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齲蝕 うしょく
むし歯は、むし歯菌が作り出す酸によって歯が溶けていく病気のことです。初期においては歯の表層のエナメル質が侵され(C0、C1)、進行すると痛みを感じる象牙質が侵され(C2)徐々に歯髄(神経)に炎症(歯髄炎)を生じて強い痛みを感じる事になります(C3)。放置すると神経は死んでしまい、歯の部分はさらに崩壊して、最後には根だけが残る状態(C4)となります。治療はむし歯を完全に除去することが原則ですが、できるだけ神経を生かす治療(覆髄)で歯の寿命を延ばす試みも行われます。
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歯髄炎(覆髄)
むし歯が歯の神経に近いところまで広がっていた場合に、神経を鎮めるために薬を詰める治療です。神経に近いむし歯は大きなむし歯なので、神経をとる必要があることがあります。
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慢性歯髄炎
歯の内部には神経や血管が存在する「歯髄」という組織があります。歯髄炎とは、むし歯の進行や、歯の打撲などによって、歯髄に炎症が生じた状態をいいます。歯髄炎の中には、急性時に比べて炎症の程度が軽い場合、あるいは抵抗力の高い小児の歯髄の場合などには慢性歯髄炎という状態になることがあります。その場合は、食べかすが詰まったり、硬い食べ物で刺激されたりすると、強い痛みを感じることがあります。
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応急処置
むし歯などが原因で痛みがある場合、歯の神経を刺激していることが疑われます。汚れを取り、薬を詰めるなどして痛みを和らげる必要があります。しかし、むし歯の程度によって、行える処置が限られ、すぐに痛みを取ることが難しい場合もあります。なるべく痛くなるまえに治療しましょう。
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インレー
インレーとはむし歯の治療用の材料で、型どりをして、模型上でむし歯によって失われた部分の詰め物を作成し、歯科用接着剤で歯に取り付けるものです。型どり、取り付けの最低2回は通う必要があります。また、素材には金属、セラミックなどがあります。
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むし歯の予防
むし歯のなりやすさにはある程度体質も影響しますが、どの場合でも予防には歯磨きのほかに、食事を中心とした生活習慣の改善が必要になります。
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小児のむし歯
乳歯は永久歯に比べて弱く、酸に溶けやすいため、むし歯になりやすく、むし歯の進行が早く、重症なむし歯になりやすいという特徴があります。また生え変わる歯だからと考えて重症なむし歯を放置しておくと、乳歯のむし歯の穴からばい菌が入って、顎が腫れてきたり、永久歯が異常な形になったり、永久歯の歯並びが悪くなったりすることがあります。  また永久歯が生えるのはだいたい6歳頃からですが、生えたばかりの永久歯は、乳歯と同じようにむし歯になりやすいため、永久歯のむし歯の予防には定期的な健診が必要です。
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歯髄炎
歯の神経はむし歯の進行、歯の外傷や、むし歯治療(切削)時の刺激によって炎症が引き起こされ、ときに激しい痛みが生じます。通常むし歯があると、冷たいものや甘いものなどの刺激によって痛みを生じますが、歯髄炎の場合は、何もしなくても痛く、痛みが持続した状態になります。こうなった場合は、神経を除去する治療(抜髄)を行う必要があります。
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知覚過敏
むし歯以外の原因で歯がしみる場合、知覚過敏である可能性が高いと考えられます。知覚過敏は間違った歯磨きの方法や、歯周病、かみ合わせの異常などが原因で起こり、程度によって様々な治療法があります。専門の医師にご相談ください。
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楔状 くさびじょう 欠損
歯と歯茎の境目あたりの歯が減っていく病気です。原因にはかみ合わせ、不適切なブラッシングなどがあります。無症状のことも多いのですが、知覚過敏(歯がしみる病気)を引き起こすこともあります。治療が必要かどうかは専門家にご相談ください。
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レジン
レジンとはむし歯治療用の樹脂(プラスチック)素材です。むし歯によって失われた部分に直接詰めて治療するときに使用します。歯の色をした詰め物ですが、金属などの材料に比べると強度に劣るため、むし歯の大きさ次第で使用できない場合があります。
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ホワイトニング/漂白
歯を削らずに白くする方法です。いくつか方法が有り、また行えないケースもあるため、専門医師の診断を必要とします。
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歯周病、根の病気関係

歯周病
歯は歯周組織(歯肉、歯根膜、セメント質、歯槽骨)によって支えられています。歯磨きが十分でないと歯の周りに歯垢(プラーク)が付着し、歯垢中に存在する細菌が出す毒素によって歯肉に炎症が起きます。その状態を継続すると、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶けてしまい、歯がグラグラと動揺するようになります。この状態を歯周病といいます。
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歯周病の原因と症状
歯の周りの歯茎が腫れて、それが持続している場合は、歯周病(歯周炎)が進行していることがあります。原因は歯周病細菌だけではなく、生活習慣や、全身疾患など様々な要素が関わっています。また、疲れが溜まって、全身の免疫力が弱まっている時などに歯茎の痛みや違和感と言った症状が表れやすくなる傾向にあります。状態によって、軽度~重度まで様々な段階があり、それぞれの段階に応じた治療が必要となります。
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侵襲性歯周炎
一昔前は、若年性歯周炎や早期発症型歯周炎と呼ばれていた若い時期に発症・進行してしまう歯周炎です。特徴としては、①全身的に健康である(血液検査などで問題がない。口の中にだけ症状がある)、②急激に歯槽骨が破壊される、そして、③家族性に発症する(同一家系内に発症する者がいる)―の3点があります。そのため、遺伝的な病気であるといわれていますが、いまだにその原因は不明なままです。専門的な治療を早期に受ける必要があります。
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歯石
歯垢(プラーク)が石灰化して石のように変化した沈着物です。歯ブラシでは取り除けないので、専門的な器具を用いて取り除きます。
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根尖性 こんせんせい 歯周炎
根尖性歯周炎とは、様々な原因によって神経が死んでしまい、根の先に炎症を生じている状態のことです。歯の根の先に膿の袋ができてしまうと、様々な症状がありますが、噛んだ時や、歯を指でコンコンとした時に痛みを生じる場合があります。治療には、根の中をきれいに掃除(死んだ神経や細菌感染した歯質を除去する処置:根管治療)して、薬を詰める必要があります。
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口臭
口臭には、①生理的口臭、②飲食物・嗜好品による口臭、③病的口臭などがあります。その中で治療が必要となるのは「病的口臭」ですが、その原因の約90%が口の中にあります。
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専門的な歯・口の清掃(PMTC)
毎日の歯磨きでは落ちにくい外来着色物や歯石などを除去します。 主に歯周病の予防・メンテナンスとして行われ歯ブラシでは磨くことができない歯周ポケット(歯と歯肉の間のみぞ)内の歯の面を特殊な機具やブラシ等を使用してきれいに磨き上げ汚れを取り除きます。
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妊娠関連性歯肉炎
女性ホルモンの増加は、ある種の歯周病菌の増殖を助け、血管の拡張や透過性を高めます。その結果、歯肉に炎症が現れ、歯肉が赤く腫れ出血しやすくなります。妊娠性歯肉炎は、歯垢(プラーク)の増加よりもホルモンの影響が大きいとされていますが、歯磨きの徹底や歯石を除去することで歯肉炎の予防や改善が可能です。
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剥離性歯肉炎
慢性的に歯茎の表面が剥がれて痛みを生じる疾患で、難治性の歯肉炎とされています。多くの場合は閉経前後の女性に多く、歯磨きなどで歯茎の表面が簡単に剥がれて擦りむいたようになり飲食時などに痛みを生じることで自覚します。治療には、含嗽剤、副腎皮質ステロイド軟膏を用いた対症療法が中心となります。
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薬物性歯肉増殖症
抗けいれん薬(てんかんの治療薬)、降圧薬(高血圧症や狭心症などの治療薬)、免疫抑制薬などの副作用によって歯茎が増殖する疾患です(歯茎の増殖が必ず起こる訳ではありません)。しかしながら、稀に著しく歯茎が増殖してしまう場合があるので注意が必要です。口腔内を清潔に保つことができていれば、薬剤の変更によって劇的に歯肉増殖は改善します。
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咬合性外傷
特定の歯に対して、咬みあわせの力が大きくかかる場合に、残っている歯や歯周組織(歯肉、歯を支える骨)に損傷を与える状態のことを言います。自分の歯がグラグラすると感じる方、咬みあわせが気になる方は担当医に相談することをお薦めします。
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歯根嚢胞
歯根嚢胞とは、歯の根の先に形成された液状の内容物を含む膿の袋(嚢胞)のことです。原因は様々ですが、根の先の炎症が慢性化し嚢胞化してしまった状態をいいます。治療法は、歯の根の中を掃除するといった治療(根管治療)を行うことが第一ですが、それでも治癒しない場合などは嚢胞の摘出と共に原因歯の抜歯、または感染した歯根の尖端部の切除(歯根端切除術)を行います。
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生活習慣指導
むし歯以外で歯の一部が失われていく原因には、歯磨き習慣、食習慣、環境などが関わっています。原因が多岐にわたるため、専門医師の診断が必要であり、生活習慣の改善が求められることが多くあります。
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補綴系(かぶせ、入れ歯関係)

クラウン
虫歯やすり減りなどにより歯質が減ってしまった、または欠けてしまった場合に、噛み合わせや見た目を回復するために残った歯質に装着する歯の形をした装置。残った歯質に被せることからクラウンと言われるようになりました。金属製,陶材,合成樹脂性のものがあります。
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ブリッジ
虫歯や歯周病などにより歯がなくなってしまった場合に、その隣の歯を支えにして歯が無くなったところに人工の歯を付ける装置。残った歯を橋桁とみなして、歯のない部分を橋渡しすることからブリッジと言われます。金属製,陶材,合成樹脂性のものがあります。
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接着ブリッジ
従来型のブリッジに比べ、歯質を削る量が極めて少なく、歯へのダメージが少ない新しい方法。ただし適応症が有り、すべての症例に用いることは出来ません。接着力の高い接着剤の開発により可能となりました。金属製,陶材+金属製,合成樹脂+金属製のものがあります。
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審美修復(補綴)
薬物の影響や職業上の理由などにより歯質が変色した場合に、変色した歯をクラウンやブリッジ、見える範囲だけの部分的な被せを装着することにより見た目を回復する方法。歯質を削る、歯型を採る必要があり、場合によっては歯の神経を取る場合もあります。
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入れ歯/義歯
自分の歯がなくなって咬めなくなったり見た目が悪くなったりした場合に、歯がなくなったところに人工の歯をつける装置。1)総入れ歯(全ての歯をない場合に作る入れ歯)、2)部分入れ歯(自分の歯が残っている場合に残っている歯に金属の留め金をかける入れ歯)の2種類があります。ブリッジに比べて歯を削る量が少ないこと、さらに取り外しできるためお口の中を掃除しやすいことが利点です。
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鼻咽腔閉鎖不全
会話をする時に空気が鼻から漏れる疾患のことを言います。原因は全身疾患および口腔内の欠損です。特殊な治療器具を装着することで、鼻から漏れる空気の量を減らし、結果的に会話しやすくなります。詳しくは担当医に相談して下さい。
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スポーツ歯学
スポーツ活動に伴う危険性(外傷,病気)に対して、歯科的な予防処置を行います。さらに、スポーツパフォーマンスの向上を目的として、歯科的なアプローチを行います。
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口腔インプラント
歯がなくなってしまった歯茎(歯槽骨)に、人工の根(人工歯根=インプラント)を手術により埋め込み、その後、歯の形をした被せを装着することにより噛み合わせ、見た目の回復を図る方法。治療はほぼ自費診療になり、事前に十分な検査を行う必要があります。
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顎関節症
顎関節症(がくかんせつしょう)の症状の一つに、顎の痛みがあります。これは大きく口を開けた時、強い力で噛んだ時、噛み締めた時、といった発生条件によって原因が異なる場合があります。一般には自然軽減するのですが、難治性のものもあります。本院では、臨床診査と核磁気共鳴画像診査(MRI)によって確定診断をしています。
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歯ぎしり
無意識のうちに上下の歯を噛み締めたり、ギリギリ擦り合わせたりすることを「歯ぎしり」と言います。「歯ぎしり」は日中にも睡眠中にも無意識のうちに発生します。睡眠中のものは通常の噛む力よりも強い力が発生し、日中に発生するものは弱い力が長時間持続します。これらにより、口のだるさや歯のすり減りや破折が生じる事があります。
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噛み合わせの治療
むし歯や歯周病、事故などにより部分的な歯質の欠損や、歯そのものを失った場合に、人工の材料を用いて噛み合わせの回復を行う治療をします。
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特殊(金属床)義歯
従来型の取り外しの入れ歯では満足できない場合に、保険外の特殊(金属床)入れ歯があります。プラスチックの代わりに薄い金属を用いることで入れ歯の厚みを薄くすることができるため、着け心地がよく、強度もあり、噛みやすくなります。また従来の金属製の留め金の代わりに合成樹脂性の留め金を使うことで見た目が良くなる入れ歯もあります。さらに、本院では特定療養費制度という制度も用いて総入れ歯の金属床義歯を通常より少し安く製作することができます。詳しくは担当医に相談して下さい。
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顎顔面補綴
腫瘍(がん)などの疾患により、上あご・下あご・舌または顔面の手術を受けられた方に対して、入れ歯や特殊な装置を作り、噛むこと、喋ること、飲み込むことなどの障害や見た目を改善することを目的とします。装置の種類も多く、適応症も異なります。詳しくは担当医と相談して下さい。
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矯正・小児歯科関係

不正咬合の原因と治療の時期
不正咬合とは、上下の歯がうまくかみ合っていない状態をいいます。不正咬合には、上下のあごの位置がずれている骨格性のもの、歯とあごのバランスが悪いことによってガタガタや隙間が生じる歯性のものなど、さまざまな原因が考えられます。矯正歯科治療を始める時期はその人によって違いますが、適切な矯正歯科治療の開始時期を逸しないためには、前歯が永久歯に生え変わる時期(6歳~8歳頃)に、矯正歯科で一度相談を受けられることをお勧めします。
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歯列不正
むし歯等で歯を抜いてそのままにしておくと、横の歯が倒れてきてうまく噛めなくなることがあります。また、歯周病が進むと、上の前歯が出てきたり、歯がガタガタになってくることがあります。このような状態を放置しておくと、ますます歯並びや咬み合わせが悪くなる可能性があります。
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埋伏歯、先天欠如
歯が通常の位置から外れて顎に埋もれて萌えて来ないことがあります。 これを埋伏歯といいます。早期に発見すれば萌える方向を変えることができる場合もあります。また生まれつき歯がないことを先天欠如といいます。 早期に発見すれば歯がない部分を正常な隙間に義歯等で確保することができる場合もあります。 早期の発見にはいずれも検診とエックス線の撮影が不可欠です。6歳頃に「おやしらず」を除くすべての永久歯が顎の中にできていますのでエックス線で確認することも大事です。
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開咬、反対咬合
奥歯が噛んでいるときでも上下の前歯が当たらず、上下の歯の間に垂直的に隙間が空いている状態を開咬と言います。また、咬んだ時に下の前歯が上の前歯より前に出ていたり、横に張り出している状態を反対咬合と言います。この状態であると、食べ物をうまく噛み切られないことがあります。
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偏位、顎変形症
上下の顎が左右のどちらかにずれている、咬む面が斜めになっている等、骨格の不調和が原因で、顔が歪んでいる場合、通常の矯正歯科治療だけでは咬み合わせを改善できないことがあります。そのような場合、顔の歪みを根本的になおすために、外科手術を合わせた外科的矯正治療を行うことで、改善できることがあります。
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小児期における歯の問題
乳歯が永久歯に生え変わる時に、乳歯が早く抜けすぎたり、逆に遅くまで抜けない場合があります。乳歯が早く抜けすぎる原因は重度のむし歯や外傷による場合がありますが、その場合には抜けてしまった乳歯の周りの歯が倒れてきては歯並びが悪くなる場合があります。逆に永久歯が生えてきても乳歯が抜けない場合も歯並びに影響する場合があります。最近は永久歯の数が足りないお子さんもおられるので、小児期における様々な歯の問題は、定期健診による早期の発見が良い結果を得る場合が多いです。
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叢生 そうせい
歯がガタガタしていて見た目が悪い、歯が重なったり八重歯になっている部分が磨きにくい、笑う時に歯並びが気になって手で口元を隠してしまう等、歯並びを気にされている場合、矯正歯科治療を行うことで、ガタガタを改善できることがあります。
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晩期残存
乳歯が残っているのに永久歯が生えてくることを晩期残存といいます。 様子をみていれば自然に乳歯が抜けて正常な位置に自然に移動する場合もありますが、乳歯の抜歯が必要な場合もありますので歯科医師による診断が必要です。
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上顎前突症、上下顎前突症、下顎前突症
上の前歯が出ている(上顎前突)、下顎が出ている(下顎前突)、上と下の前歯はちゃんと咬めているのに口元が前に出ている(上下顎前突)ことにより、口が閉じにくい、口元や顎が前に出ているように見える等の問題については、矯正歯科で一度相談を受けられることをお勧めします。
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口唇裂、口蓋裂の矯正治療
口唇裂・口蓋裂のお子さんでは、上あごが小さいことにより受け口になったり、歯並びがガタガタになったりし、かみ合わせがうまくいかないことがあります。こうしたあごの成長や歯並びやかみ合わせの問題に対処するために、①歯の萌出前には、ホッツ型プレートという装置で哺乳の手助けと上あごの形を整える治療、②子どもの治療では、上あごの成長や歯の生え変わりを助ける治療、③歯が生えそろい、あごの成長が落ち着いた段階で最終的なかみ合わせを整える治療を行います。
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全身疾患と口腔管理

障がい者歯科治療
身体障がい者,知的障がい者,発達障がい者あるいは有病高齢者等、歯科診療を安全に行うために特別な支援が必要な患者様を対象とします。その支援には、身体の緊張を緩和する方法,歯科治療への恐怖を和らげる心理学的方法,治療の内容を分かりやすく説明する視覚支援および歯科麻酔医と共同して行う麻酔下歯科治療などがあります。患者様の全身状態,さらには患者様の生活に応じた対応・支援が必要なため、医療関係,福祉関係等の多職種と連携して行います。
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がん治療と口腔管理
がん治療(手術、化学療法、放射線治療など)に専念できるよう、歯科的なサポートを行います。 がんの治療に伴うお口の合併症を予防するため、あらかじめお口のチェックや必要な歯科治療を行います。
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手術前の専門的口腔清掃
全身麻酔下で手術を受けられる患者さんを対象に術前に専門的な口腔内清掃を行うことで、口腔内細菌が原因となる術後感染症のリスクを減らし、入院日数減少を目指しています。
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歯科金属アレルギー
口の中の粘膜や皮膚が赤く腫れたり変色する場合の原因の一つに、歯科金属アレルギーが考えられています。これは、歯の詰め物やかぶせの金属,接着材,薬の成分が唾液に溶解しアレルギー反応を起こすことによって発症します。歯科用金属は種々の金属の合金であるため、その金属成分の検査と患者さん自身の金属に対するアレルギー反応の有無の両方の検査が必要となります。
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摂食嚥下障害
歯科嚥下するために必要な口腔内での食物処理が上手くいかない、食物を口腔から胃へと移送させることが上手くいかないなど、嚥下機能の障害のこと。口腔内に食物を取り込む、口腔内で食物を処理する機能(吸啜動作、咀嚼動作など)に問題がある場合も含まれます。
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がん治療と口腔ケア
がん治療中は、放射線治療や化学療法の影響によって口内炎や口腔乾燥、むし歯の増加や味覚異常などが起こる可能性があります。その症状は様々で個人差があり、日々の生活にも影響を及ぼします。口腔内には様々な細菌が存在し炎症や感染症を引き起こす可能性があります。歯科衛生士はがん治療中の患者さんやそのご家族に口腔衛生管理や口腔感染管理の重要性を伝え、より効果的な口腔ケアの方法や具体的な予防策について提案しています。
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睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に激しいイビキが発生したり呼吸が止まってしまうことがあります。この原因は様々ですが、多くはノドの空気の通り道が詰まる、もしくは詰まりそうになることで発生します。十分な検査の後、適応症例は歯科的な方法(=マウスピース)にてこれらを改善することが出来ます。まずは、かかりつけの医師にご相談下さい。
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歯のクリーニング
歯科医師や歯科衛生士による専門的な清掃を行います。
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口腔外科疾患関係

親知らず・智歯周囲炎
親知らずは、智歯や第三大臼歯とも呼ばれ最後に生えてくる永久歯です。上下左右ともありますが退化傾向があるため智歯を持っていない人も多くなってきています。現代人は顎の大きさが小さいためしっかりと智歯が生えるスペースが少なくなり、埋まっていたり(埋伏智歯)、半分埋まった状態で生えていたり、斜めや変な方向に生えてくることが多くなってきています。そのため、歯ブラシで十分きれいにできない環境から、時として歯のまわりに炎症を生じて(智歯周囲炎)、腫れや痛みを伴うひどい症状を呈します。噛み合わせに関係していない智歯は、このような症状の発生や再発を防ぐ上で抜歯が必要となります。
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顎骨周囲膿瘍
顎骨周囲炎や蜂窩織炎での細菌の感染に対して薬や身体の免疫力によって炎症の急性期を無事すごすと、炎症によって作られた膿(うみ)が組織の中に溜まった状態を呈し、この状態を膿瘍といいます。膿を早く体外へ排出する事が必要になります(排膿処置)。
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骨髄炎
顎の骨は、身体の中で唯一の硬組織である歯を生やしている土台であり、様々な歯や歯周組織から炎症を受け取りやすく、他の骨と違って炎症にさらされやすい骨です。骨の炎症で最も有名なのは骨髄炎ですが、顎の骨が骨髄炎を起こす頻度は極めて高いものです。症状は非常につらく、発熱や全身の倦怠感など全身症状を伴い、痛みが顎全体におよびまわりの腫脹を伴います。このような急性で病気が進む場合と慢性的に無症状で骨髄炎が進むこともあります。発端の多くは症状があった歯の病気の放置からくるものです。
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口唇口蓋裂
口唇口蓋裂は胎生期で何らかの原因で生じた顔面組織の形成障害のひとつで、5、600人に一人の割合で発生する頻度の高い先天性の病気です。顔という形態的な問題のみならず機能的な問題(哺乳、構音、噛み合わせ)を解決する上で、手術的治療のみならず様々な治療が行われます。そのため、一貫的な治療が必要であり専門性をもった総合的治療機関での治療が適切です。当院では口唇裂・口蓋裂総合治療センターを設けており、一環治療を実践しています。
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舌乳頭
舌表面の粘膜にある多数の小さな突起のことを舌乳頭(ぜつにゅうとう)と呼びます。その形状によって、糸状(しじょう)、茸状(じじょう)、有郭(ゆうかく)、葉状(ようじょう)などに分類されます。糸状乳頭以外の舌乳頭には味蕾(みらい)という味を感じる器官があります。有郭乳頭、葉状乳頭は舌の奥に存在し確認しにくいため、舌腫瘍と間違うこともあります。大きくなる傾向を認める場合、傷を伴ったものの場合は舌腫瘍の可能性もあるため、専門医への受診をおすすめします。
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口内炎
口腔粘膜の赤味や接触痛を伴う炎症疾患です。広範囲が赤くただれたり、直径数ミリの浅い潰瘍を示すものが有ります。潰瘍は同時に数個出来たり、あちこちに繰り返し発生するものもあります。1,2週で自然に治ることが多いのですが、再発性、多発性のもの、2週間以上な治らないもの、1cm近くの大きな潰瘍、しこりを伴うものなどは全身疾患と関連があったり、他の粘膜疾患や腫瘍のこともあるので、専門医の受診をお勧めします。
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白板症
白色を呈する口腔粘膜疾患のひとつです。歯の刺激などが機械的刺激の原因となる場合がありますが、原因はあきらかでないものが多いです。前がん病変(放置するとがん化する病気)のひとつでもあり、また、がんの初期と類似した病態であることから、早急な専門医による診察が必要な疾患です。
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ほくろ、着色
口の中の黒い病気にはいわゆる皮膚とおなじ、ほくろ(黒子)があります。また、金属修復物で削られた金属の沈着によるものもあります。ただ、非常に頻度は低いのですが悪性黒色腫も口腔粘膜に発生します。大きさに変化があるような場合は要注意です。
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口腔がん(全体)
口腔がんは、一般に舌をはじめとして頬・口底・上下顎歯肉・口蓋の粘膜上皮から発生するがんのことを言います。その中でも、舌がんは、口腔がんの中で最も多く、ほとんど舌辺縁部か舌下面にできます。初めは口内炎や粘膜疾患などと区別がつきにくい場合があります。また、歯牙の鋭縁など機械的刺激が誘因となることがあります。粘膜のただれが、2週間以上治癒しない場合や、歯牙の鋭縁など機械的刺激を取り除いても治癒しない場合は、専門医の受診をお勧めします。
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口腔良性腫瘍(総論)
口腔内に発生する良性腫瘍には、歯に関係のある歯原性(しげんせい)のものと、歯に関係のない非歯原性(ひしげんせい)のものがあります。歯原性の腫瘍は、歯胚(しはい:歯の芽)を構成している部分が、腫瘍化することにより生じます。非歯原性の腫瘍は、上皮、血管、リンパ管、筋肉、骨、軟骨、脂肪、線維組織、神経などが腫瘍化することにより生じます。口腔にはこれら多くの種類の腫瘍が発生し、診断には専門的知識が必要であるため、専門医への受診をおすすめします。
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軟組織腫瘍
口腔も他の臓器同様、様々な腫瘍が発生します。臓器を構成する線維組織、脂肪、神経、血管、リンパ組織、筋、唾液腺などからであり、ほとんどは粘膜下のかたまりやしこりで確認されます.必ず専門医師での診察を受けてください。
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軟組織外傷
口の中の粘膜の外傷は、日常生活での歯による誤咬や食べ物によるもの(火傷)や、顔面の外傷によるものまで様々です。ただ、多くの血管が粘膜の下に達しており圧迫だけでは止血しない場合があり、傷の大きさによっては縫合処置が必要です。最も気をつけていただかなければならないのが、軟口蓋(ノドチンコあたり)の外傷で小さなお子さんがものを加えて転倒などしたりすると傷つけやすい場所です。この場所のすぐ奥は脳があり口だけの症状では脳への外傷の有無の判断ができません。かならず、脳外科を含めた診断ができる医療施設の受診が必要です。
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顎関節炎
顎関節の痛みの原因が関節内の炎症の場合が顎関節炎ですが、関節への外傷力により炎症が生じる場合があります。転倒や偶発事故などによりアゴに強い力がかかった場合に生じます。「つき指」をイメージすると理解しやすいかもしれません。アゴを安静にしておけば回復する場合もあれば、そうでない場合もあります。
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唾液腺炎
ウイルス性の唾液腺炎の代表的なものとして流行性耳下腺炎、俗に言う「おたふくかぜ」があげられます。ムンプスウイルスの感染によって生じ、一度かかると免疫ができて再感染はしません。また細菌性の唾液腺炎は、唾液の分泌が少ない時に発生しやすい疾患で、口のなかに常在する菌が唾液腺の開口部から侵入して発生するものです。急性期には唾液腺に痛みや腫れが生じ、導管を通じて開口部から膿が出たりすることもあるため、専門医への受診をお勧めします。
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BMS/口腔乾燥症
口腔内灼熱症候群(バーニングマウス症候群)は口の中に慢性的、持続的にヒリヒリ、カーっとした痛みまたはピリピリした不快な異常感覚を自覚し、臨床的に明らかな原因疾患を認めない病態を言います。同様な痛みを舌のみで自覚する場合を舌痛症といい、舌痛症は口腔内灼熱症候群の一症型と考えられます。詳細については舌痛症の項を参照してください。
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三叉神経障害 三叉神経麻痺(手術後)
三叉神経は、主に顔面領域の感覚と痛みを脳に伝える神経で、三叉神経障害という言葉は、顔面の感覚と痛みが正常に伝わらない状態を指します。症状は感覚と痛みが全く伝わらない麻痺、感覚が鈍い鈍麻、あるいは接触することで強い痛みを感じる痛覚の過敏などがあります。原因は神経線維が疾患,外傷,手術などで損傷することによります。明らかな原因があればそれを取り除くことで完治が期待されますが、障害が長引くこともあります。
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口腔顔面痛
口腔と関連した顔面および周囲の痛みを表す総称で、しばしば原因が分かりにくい場合に使われます。痛みの原因は、歯,歯茎,顎関節,咀嚼筋,顔面の他の器官、神経系などの多岐にわたるので、患者さんの訴えが直接原因を示すとは限りません。複数の診療科にまたがった系統的な診断によって、正確な診断と効果的な治療が可能になりますが、経過が長引くと完全に痛みを取り除くことは難しい場合もあります。
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舌下神経障害
舌の運動障害は、通常、腫瘍、痛みや腫脹を伴う炎症によるものが多いですが、舌運動を司る舌下神経の障害による可能性もあります。舌の突出運動を行うと麻痺側へ舌が向き、のちに神経障害が生じた側の筋力低下や萎縮が生じます。原因は頭蓋基底部の腫瘍、骨の異常、脳卒中、首の外傷などがあります。
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口腔カンジダ症
カンジダ菌は真菌(かび)の一種です。口腔内にも存在しており、乳児や病気等で免疫力が低下した状態では、粘膜の表面に白い苔のようなものが付着し増殖することがあります。拭い取ることができますが、専用のお薬で治療を行う必要があります。白いものができなくても、症状を出す事があり、口の全体的な痛みの原因としてこの疾患が考えられる場合があります。診察には細菌検査が行われます。
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顎骨周囲炎・ 蜂窩織炎 ほうかしきえん
骨の中に生じる歯周炎(根尖性歯周炎)など歯周病は、病気が重篤化すると歯肉だけでなく顎骨の周りの軟組織に炎症が広がります。このような状態を顎骨周囲炎といい、非常に広い範囲で炎症が進むと、蜂窩織炎という病名で呼ばれます。下あごの骨の周りには炎症が進みやすい経路があり、その経路は命にかかわる咽頭や肺、心臓へ繋がっており、そこにつながる以前においても呼吸困難や嚥下障害を生じ全身状態を悪化させます。顔やのどの痛みを自覚されましたら、自己判断は避け早急に専門医療機関を受診してください。
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歯性上顎洞炎
歯の病気が原因で生じる上顎洞炎(蓄膿症)です。上あごの臼歯の根の先は上顎洞に非常に近いため、根の病気(根尖性歯周炎)によって上顎洞の粘膜に炎症を生じ上顎洞炎を生じます。症状は片側の鼻閉や鼻汁の過多、頬あたりの痛みです。抜歯を含めた歯の治療が必要です。
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MRONJ・BRONJ
骨粗鬆症や癌治療での骨転移の治療には骨を強く(硬く)する薬(ビスフォスフォネート剤など)が重要な役割をになっています。しかし、時としてこの治療を行っているときに歯の病気などが引き金となって顎の骨に骨髄炎や骨が腐ってしまう顎骨壊死という病気が生じる事があります。このような治療をお受けになる前ならびに治療中には適切な予防策を講じる必要がありますので、定期的な歯科受診が必要です。
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舌小帯強直症 ぜつしょうたいきょうちょくしょう
舌下面の正中に口底部から舌の尖端にむかってみられるすじ状の組織を舌小帯といいます。舌小帯の付着部位が舌の尖端近くまで、あるいは下顎前歯の舌側歯肉に近い部分にまで及ぶと、舌の動きが悪くなり、前方への運動が制限され、舌を前方に出したときに尖端がくびれます。新生児から乳児で授乳障害の原因となる場合や、幼児期から学童期で発音(とくにサ行、ラ行音)に影響を及ぼしている場合は、小帯形成術(小帯を切除して延長する)を行います。
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粘膜疾患(総論)
口の粘膜に生じる疾患で、基本的に目で見て判る変化があります。非常に多くの種類があり色や形に加え、一カ所だけにできるもの、あちこちに多発するもの、 痛みの有無など見た目や付随する症状は多種多様であり診断には専門的知識が必要です。全身疾患の部分症状であったり、悪性腫瘍へ変化するものもあり、多くは一過性で無く慢性的なので2.3週間以上改善しない場合は専門医への受診をおすすめします。
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潰瘍
口腔粘膜に慢性的な刺激が加わると褥瘡性潰瘍(じょくそうせいかいよう)になることがあります。特に、とがった歯やとがったかぶせ物や詰め物、あわない入れ歯などが原因になります。褥瘡性潰瘍の多くは、平たい灰白色や黄色の膜で覆われており、痛みはあまり強くはありません。慢性的な刺激をとれば10日程度で治癒してきますが、治癒しない場合は、癌性などの潰瘍も稀にありますので専門医の受診をお勧めします。
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扁平苔癬
レース状の白色病変と発赤を伴う病変が混在したように見える病変です。多くは、しみるような痛みを有し、左右対称に発生します。皮膚病の一つでもあります。自己免疫疾患的な側面を有しており、日によって症状が異なる事があります。対症療法が主であり、難治性の疾患です.外観上は口腔がんと類似しており鑑別が必要ですので、専門医師の診察をお受けください。
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舌苔
舌の表面の伸長した舌乳頭に角質や食物がまとわりついて、白色や乳白色などの苔状に見えるものです。口臭の原因ともなり、その発生には全身状態の影響も受けます。
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舌がん
舌がんは口腔に発生する悪性腫瘍の中でもっとも多いものです。小さなものは表面の傷のようなもので痛みなどの症状を伴わないものが多く、口内炎などと見分けがつきませんが、他の粘膜疾患と異なり治りません。また、粘膜疾患の一つである白板症からがん化することも知られています。進行しますと、しこりや表面の潰瘍を伴い出血や痛みを生じ、舌の運動障害からしゃべりにくくなったり飲み込みにくさが出現します。治りがわるい口内炎やしこりを感じたら専門医での診察が必要です。
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顎骨歯原性腫瘍
顎骨に発生する良性腫瘍の多くは、歯に関係のある歯原性腫瘍です。歯原性の腫瘍は、歯胚(しはい:歯の芽)を構成している部分が、腫瘍化することにより生じますが、多くは、レントゲン写真で円形の透過像(黒く抜けて写る)としてみられます。20歳までの若年層に多い事も特徴で、痛み等の自覚症状が少なく、歯が少ない等の理由で撮影したレントゲン検査でわかることもあります。また、骨の中で大きくなりますので、顔貌の非対称から受診される場合も少なくありません。診断には専門的知識が必要であるため、専門医への受診をおすすめします。
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骨折
下顎骨は、運動、事故などに伴い骨折しやすい部位です。顎関節の骨折は下顎骨骨折の約30%に見られ、下顎骨の骨折した部位により症状が異なりますが、骨折すると顔面の変形、腫れ、知覚麻痺、開口障害、咬合異常などが生じます。適切な診断および治療を要するため、専門機関の受診を勧めます。
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歯牙脱臼・再植
スポーツや事故、遊戯中などで外力が歯牙に直接作用しますと、歯が欠けたりするだけでなく歯の根ごと顎の骨のソケットから逸脱してしまうことがあります。この状態を脱臼といい、歯がとれかかった場合や完全に抜けてしまった場合、歯を元の位置に戻すこと(再植)でくっつける事が出来ます。ただし、くっつくためには歯根膜という歯の根の表面の組織が重要となります。そのため、歯根膜が残っている事、損傷していない事、汚染していない事が重要なので、抜けてしまった場合も抜けた歯を洗ったりせず、乾燥防止のために専用の保存液または牛乳に入れるか、口の中に入れておいてすぐに歯科を受診して下さい。
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粘液嚢胞 
唇や舌の脇の組織(口腔底)に発生するドーム状の軟らかい隆起した病気です。唾液の排出障害から唾液が貯留してできた病気です。外科的な治療が必要ですので、専門医師の診察を受けてください。
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唾石、導管炎
唾液腺の中や導管の中に石ができることによって生じる病気です。唾石の原因は導管の炎症や唾液の停滞、さらに唾液の性状の変化などです。食事中に唾液腺が腫れる、激しい痛みの後しばらくすると徐々に症状が消退する、導管を通じて開口部より膿が出たりするのが特徴ですが、小さな唾石は無症状で開口部から自然に流出することもあります。大きさ、症状により摘出を要する場合もありますので、専門医への受診をお勧めします。
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リンパ節疾患
リンパ節は細菌感染などに対する体の防衛機構をなすもので、それぞれのリンパ節はリンパ管という管でつながっています。頸部には多くのリンパ節があり、口や咽喉からの細菌などの侵入に備えています。健康な成人でのリンパ節の大きさは1cm以下で、表面からは触れることができないか、触れても小さく柔らかいものです。このリンパ節が腫脹した場合、細菌やウイルスの感染によるものやがんの転移など様々な理由が考えられます。  感染によるものでは、歯や口、咽喉の痛みや腫れなど先立つ症状があり、その後、頸部に痛みを伴う腫瘤を触れる様になります。  がんの転移の場合、通常は痛みや発熱などを伴わず、硬いことが特徴です。放置しておくと次々と腫瘤が増え、それぞれが大きくなっていきます。  原因により治療法は異なります。細菌性感染では抗生剤の投与や原因になった病巣の治療が必要です。がんでは、手術や放射線療法、化学療法が行われます。
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三叉神経痛
三叉神経は、主に顔面領域の感覚と痛みを脳に伝える神経で、三叉神経痛とは明らかな原因がないけれども、顔面の痛みだけを感じる状態を指します。頭蓋内で三叉神経が血管や腫瘍に圧迫されることにより、三叉神経痛が引き起こされることがあるため、確定診断には頭部の画像診断が必要となります。治療には、さしあたり投薬が行われますが、脳神経外科での手術が適応となる場合もあります。
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顔面神経麻痺
顔の表情を作り顔面表情筋は顔面神経という運動神経で支配されています。そのため、この神経に障害が生じるとその顔面の筋肉の運動が障害されます。顔や首の手術等での部分的な障害や脳の病気の他に、突発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)という疾患で障害側の顔面全体の筋肉が障害される事があります。症状としては、目が閉じれなかったり、唇の動き(突出や口角の動き)の不能、額のしわ寄せなどができなくなります。原因はウイルス等が考えられていますが、いずれにせよ、治療開始が遅くなれば症状は治りにくくなります。時間を問わず医療機関の受診が必要です。
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舌痛症
器質的な変化を認めないにもかかわらず、舌に慢性的な痛みやしびれが生じる病気であり、国際頭痛分類第3版では、口腔内灼熱症候群(バーニングマウス症候群)の名前で中枢性顔面痛の一つとして分類されています。舌痛症は舌にのみ痛みを訴える疾患として用いられており、同様の痛みが口の中に広範囲に生じるものを口腔内灼熱症候群と考えられています。持続的でやける様なあるいは刺す様な痛みで、心理社会的要因が舌痛症のトリガー(誘因)となることが知られています。明らかな炎症や潰瘍がなく、痛みのみであっても、全身的または局所的因子を背景に舌痛症同様の痛みが生じる二次性の舌痛症の可能性もあります。そのため専門的な医療機関を受診することをお勧めします。
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