アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症の脳では、大脳皮質に老人斑や神経原線維変化が広汎に出現し、神経細胞の脱落が認められます。老人斑はアミロイドβ蛋白、神経原線維変化はリン酸化タウ蛋白が、その主な構成物質であることが明らかになっています。そのため、アルツハイマー型認知症は、大脳皮質にアミロイドβ蛋白とリン酸化タウ蛋白が広汎に沈着し、神経細胞が死んでいく病気ということができます。

最近、糖尿病・高脂血症・高血圧など成人病の危険因子が、アルツハイマー型認知症の発症や進展にも深く関与している可能性が指摘されています。

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